今年で石原裕次郎は23回忌だそうです。

その23回忌法要のイベントのニュースはみなさんご存知の通りです。

やることが毎度毎度派手ですね。

昨日、昼間に西部警察が懐かしの傑作選として放送されてました。

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いやぁ・・

若いですね。

そして、大門軍団。

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これまた、若い。

寺尾聡なんかいがいます。

そして、渡哲也がこれですから・・・

若いったらありゃしない。

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CSの「ファミリー劇場」では、西部警察は放送され続けていた

ようですね。

CSを視聴する視聴者層にはぴったりでしょう。

いまだに石原裕次郎ファンはいますからね。

さて、西部警察ですが、この番組はテレビ朝日と石原プロモーションが

広告代理店を介さずに制作した稀有な番組です。

途中からは、東急エージェンシーが介在し、石原社長と宝酒造の社長との

縁を介在したことでも有名です。

石原プロはこの西部警察で多額の制作費用を

テレビ朝日と東急エージェンシシーに負担させロケ地での

大変な豪遊と女遊びをさせたというのが語り草です。

この後を受けて、テレビ朝日系列

日曜日20:00?の「ゴリラ・警視庁捜査8課」は

当時の広告代理店「第一企画」がスポンサー集めの作業を

一手に引き受け、いわゆる買切り番組だった。

私は、この時にこの会社でお世話になっていたためこの石原プロモーションの

番組セールスには苦労したことをいまでも覚えている。

当時の第一企画のメインスポンサーは、三菱自動車とキリンビール。

石原プロモーションは宝酒造さんとの直の取引をされていて、宝酒造さんは

東急エージェンシーとの取引がメインで第一企画さんとは取引がなかった。

そんないきさつから、番組セールスが当初思うように進まなかった事を

いまでは懐かしく思い出されます。

この番組買い切りという手法ですが・・・

現在でも多く用いられています。

一般的にテレビ局と広告代理店との間には、

テレビ局は番組スポンサーを見つけてくる作業を

全国の広告代理店に委託してます。

決めてもらった企業の広告費の中から広告代理店は

代理店コミッションとして放送局に支払う金額から

10%?17%を差し引いて支払います。

その、筆頭が「電通」・さらに

「博報堂DYパートナー」・「ADK」

「東急エージェンシー」・「朝日広告社」・「I&SBBDO」とかです。

買いきり番組が多いのは、電通です。

目立ったところでは、テレビ朝日系列「報道ステーション」ですね。

この番組枠は、久米宏のニュースステーション

放送開始当時から全枠買いきってます。

他は、松下電器が毎週月曜20時から時代劇を提供してましたが

この番組の扱いも電通でした。

他、買いきりといえば、アニメでしょうか・・

「どらえもん」・「クレヨンしんちゃん」などはADK(旧:旭通信社)

テレビ東京系列で放送されているアニメも殆どが、広告代理店が

1社で買い切ってます。

この買いきりのメリットは、いい番組のセールス活動を独占できます。

広告代理店の口座開設の切り札で使われていました。

例えば・・・

ある会社が、ADKさんと50年以上もお取引をしていたのですが、

ようやく大きな予算でテレビ番組をやりたいが、その番組がたまたま

報道ステーションだったりする。

そうしたら、ADKさんはもうどうしようもなく、

電通さんの独占番組ですから電通さんと

お取引口座を開設することになります。


ADKの担当営業マンは泣くしかありませんでした。

現在の電通の買いきりシェアは、30%を越えているかもしれません。

これは、独占禁止法違反に抵触する寸前です。

ですから、電通さんはグイループ会社を使って表向きは独占比率を

下げてます。

嫌な話ですが、悔しかったら電通に入社すればいいんですよね。

こんな業界は腐ってます。

ですから巷で、「マスゴミ」と言われるんです。

(久しぶりの長文ブログとなりました。最後までお付き合いいただきありがとうございました)