2008年5月18日(日)現在

このたびの四川省の大地震での死亡者は28.000人を越える

そんな報道が出ている。

今後さらに増えて50.000人に達する見込みだとの報道だ。

この数はもう想像を絶する死者の数だ。

こんな大変事態になった国でオリンピックなんか

やっていていいのだろうか??

そんな心配したくなるような惨劇だ。

今日、草野球の試合がありそのメンバーと話す機会があったが

その仲間は現在川崎市のレスキュー隊だ。

その人が今の中国の建築基準を計るエピソードを教えてくれた。


数年前のあるとき中国から日本へ「レスキュー隊」の研修を迎え入れた際

ある解体予定の建築物を無償で貸してくれた場所で実地訓練をしたそうだ。


いまあるマンションが倒壊して救出するシュミレーションを行うにあたり

あらゆる「機材」や「解体道具」等を各種並べて中国からの研修隊に

実際に建物を解体して、中にいるであろうと想定する生命を

救出するはずだった。

その際、実際に中国のレスキュー隊が手にしたのは・・・・・

金の金鎚だけだったそうだ。泣く

コンクリートを電動ドリルで壊すでなく他に効率的な工具があったにも

関わらず、手動の金鎚を使って延々コンクリートの壁を叩いていたそうだ。

日本の隊員はしばらく中国の隊員が行っている作業を見ながら今の中国の

建築物の認識をあらためて知ったそうだ。

金鎚で叩いたコンクリートの壁はしばらくしたら中から鉄筋が出てきた。

当然である。

しかし、中国から来た研修生はコンクリートの中から

鉄筋が出てきたのを見て驚いたそうだ。ショック

その光景を見るに付け現在の中国の建築物がいかに崩れやすいかが

良く分かるエピソードだ。

人災だと言いたい所だが、現在の中国の建築技術では到底無理なのだろう。

上海・北京のほんの一部のエリアの開発が進んでいる建物だけが地震に

耐えられるのだろう。

とても不幸な事故であり天災ではあるが、この多くの命を無駄にせず

世界最大の発展途上国=中国の汚名を返上してほしいと願うばかりだ。

それと、お亡くなりになった未曾有の死亡者の方のご冥福をお祈りします。