昨日、問題の番組を提供社の花王がスポンサードを降りると宣言した。

関西テレビにとっては歴史的失態で非常事態だ。

この日曜日の21:00というゴールデンタイムのど真ん中。

この枠がぼっこりと大きな穴が空く事になる。

通常の一般論から推計すると・・・

この時間帯のCM放送料は・・・

60分提供で、月額4000万?4500万といわれる。

この番組は、花王が1社で全枠(210分)提供をしているので・・・

4000万×5分30秒=2億2000万円(月額)。
(広告代理店手数料込み)

この枠は、番組制作費が特にかかるので、加算して

約2億4000万円ほどか?(推定)

年間にすると、2億4000万円×12ヶ月=○○億○○○○万円

このままだと、このお金が関西テレビから無くなることになる。

3月までが番組の契約月とされるので、何とか3月まではつないで

いくことになるだろう。

そんな事もさることながら、この後番組やこの枠を他のスポンサーで

埋めなければ、延々関西テレビは費用を負担し続けなければならない。

この枠は、関西テレビが制作している。

制作とは、スポンサー(今回は花王)から広告代理店の電通を通じて

もらった(預かった)提供CM料金を、フジテレビ系列各(27)局に

放送分配金として支払う事を意味します。

CM素材も関西テレビからNTTマイクロ回線を通じて全国の系列局に

CM素材が流れます。

ゆえに、「関西テレビ」から「フジテレビ」にもお金が流れるのです。

これが、制作の意味です。制作著作は著作権までが放送局が持つことを意味し

現在は、番組制作会社も制作著作権を持つようになりました。

話は変わりますが、古くは、大阪の放送局が全国ネット番組を持ってました

が、現在は全体の、80%以上は東京の放送局制作です。

有名な大阪本社放送局制作の番組では・・・

*毎日放送発=>世界ウルルン滞在記・情熱大陸
*朝日放送発=>新婚さんいらっしゃい・ビフォアーアフター
*よみうりテレビ発=>名探偵コナン・
*関西テレビ発=>SMAP×SMAP・あるある大辞典

さらに、各局土曜日朝8:00からは生放送で情報番組を制作し

全国に向けてネットして放送してます。

これが、大阪放送局の制作の実情です。

関西発の優等生だったこの歴史的時間枠(日曜21:00)

がこんなことになろうとは・・・・。

単独提供番組の恐ろしさといいましょうか、リスクといいましょうか。

昔は、サザエさんの「東芝」や水戸黄門の「松下グループ」

「兼高かおる世界の旅」の日立グループ。

「プロレス中継」の三菱電機。

「ミュージックフェア」のシオノギ。

等があげられる。

自らがまいた種とはいえ、関西テレビとしてはものすごいダメージだ。

「不二家」や、「おたべ」どころではない。
概要
1996年10月27日、『花王ファミリースペシャル』の後番組としてスタート。2004年3月末の第379回にて一旦終了後、2004年4月からリニューアルし、番組名は『発掘!あるある大事典II』となった。2006年4月以降、ワンセグにて連動データ放送を放送しており、世論調査に参加できるようになっている。

「健康・からだ・レジャー・脳と心・美容・食・暮らし」などをテーマに生活情報の提供を行っている。特に、健康・からだ・食のテーマが多い(上記カテゴリーは公式サイトの情報による)。

日曜夜9時のテレビ番組では、裏番組の『行列のできる法律相談所』(日本テレビ)、『日曜劇場』(TBS)、『日曜洋画劇場』(テレビ朝日)と本番組を含む4番組で互角の視聴率争いを繰り広げている。

大手生活用品メーカー花王が一社提供(CM提供枠は5分30秒)。また、花王一社提供の共通テロップ(白地にライトグリーンフォントで花王と月のロゴマークを大写しにしたもの)が放送される2007年1月当時唯一の番組であった。

また、CM等でよく流れている現在のテーマ曲はPOLYSICSの「ドモアリガトミスターロボット」である。

2007年1月7日放送分の内容に事実と異なる内容が放送されたとして、2007年1月21日の放送を休止することを決めた。当日の当該枠については、直後の『スタ☆メン』の放送枠を拡大して対応した(同番組は生放送であることに加え、関西テレビも共同制作として関わっていることから、この対応が可能であったと見られる。但し22:00前のミニ番組枠は通常通り放送されるため、2部構成の形を取った)。 翌22日には番組スポンサーの花王がスポンサー降板を発表。番組打ち切りを含めた厳しい対応が予想されている。ちなみにこの枠での花王の単独スポンサーは1979年の「花王名人劇場」からの長い伝統を保ってきてた。放送局の不祥事による