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【広島】前田が初回に23号ソロ

<広島7?5中日>◇16日◇広島
 広島前田が引退する同級生の浅井に捧げる本塁打を放った。初回に中越えに先制23号ソロ。「今日は最終戦だし、同級生を最高の形で送り出したい。17年間、一緒にプレーしてきた浅井の姿を目に焼き付けたい」と話した。1?2と逆転された直後の3回にも同点二塁打を放った。

カウントダウン開始!前田あと99本
 カウントダウン開始じゃあ?。広島・前田智徳外野手(35)が横浜戦で2安打を放ち、2000本安打へ向け、あと99本に迫った。初回に技あり打で残り100とすると、六回に適時二塁打で17年通算1901安打を積み上げた。打率・309で現役最多11度目のシーズン3割超えは確実だ。一方、チームは敗れてシーズン5位が確定した。
 侍のバットが1900、1901本目を積み上げた。これぞ前田らしい技の2安打だ。初回二死走者なしから、三浦の厳しい内角146キロをいっせん。右翼線へ痛烈なライナーではじき返した。残り100本だ。
 4点を追う六回無死一、二塁、今度は外角スライダーを完ぺきにとらえた。「打球が上がったのでどうかと思ったけど、風があって良かった」。左中間へ抜ける適時二塁打。夢の2000本安打へ、ついに2ケタ99本に突入した瞬間だった。
 「負け試合で、それがどうしたんや!?それより最後の打席(二ゴロ)だよ。甘かった。悔しい」。試合後、前田は打ち損じた1本をただ悔やんだ。“打撃の求道者”ゆえの感覚だった。
 「ここまで来るのがオレの場合は本当に苦しかったんよ」。17年目で、ようやくの100本切り。相手投手より自身の体と闘ってきた。
 あのマリナーズ・イチローさえ認める打撃技術。ケガなくこられたら、もっと何年も早かっただろう。両アキレス腱、両太もも…。もう何年も下半身は満身創いだ。
 下半身はテーピングが筋肉の筋に沿い、幾重にも重ね、張り付けられ、地肌が見えないほど。「毎年、テーピングの量は増えていく。筋が切れるのが怖い。減らすことは考えられない」と、後藤トレーナーは言う。
 今季3試合を残し、打率・309と今季最高にはね上げた。自らが持つ現役最多のシーズン3割超え、その記録を11度に更新するのは確実だ。
 体の自然な反応に任せるのを打撃の理想としてきた。だが今季はスコアラーと試合前に入念な打ち合わせを行う。相手投手の配球、特徴を頭に入れて打席に向かう。
 「ケガせずにやればね、自然と(2000本安打は)いくよ。オレの場合はそれだけだから」。バスに乗り込む前、前田は力を込めた。球団史上4人目の2000本安打。来季確実な夢