2006年10月16日(月)

広島対中日今季最終戦に、引退の浅井が登場した。

今年は各球団で有名な選手の引退や戦力外通告が目立つ。

世代交代の時期なのか???

寂しさがしみる秋だ。

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広島の浅井が引退=プロ野球

 広島は14日、浅井樹内野手(34)が現役を引退すると発表した。同選手が球団に申し入れ、了承された。コーチに就任する見通し。
 浅井は富山商高からドラフト6位で1990年に広島に入団。パワフルで勝負強い左打者で鳴らし、代打の切り札としても活躍した。今季は若手の台頭もあり、14日現在で出場42試合、打率2割1分。通算成績は1069試合に出場して打率2割8分5厘、52本塁打、259打点。 


土橋、山部が有終の美 ヤクルト、引退試合で

 土橋と山部が引退試合で有終の美を飾った。「2番・二塁」で先発出場した土橋は、最後の打席となった第3打席で中前打。山部は9回に登板し、打者1人を三振に切って取った。
 「1本出てほっとした」と土橋。試合後は目を潤ませながら「皆さまの応援があっての20年でした」とあいさつした。山部の登板の際は、古田監督が約4カ月ぶりに捕手で出場。けがに苦しんだ左腕は「いい感じで終われて良かった。監督に受けてもらって感動した」と感慨深げだった。(神宮)
(了)

川相、533個目の犠打=「晴れやかな気持ち」で引退会見?プロ野球・中日

 今季限りで引退する中日の川相昌弘内野手(42)が15日、ナゴヤドームで記者会見し、「今は本当にすっきりした気持ち。きょうの天気のように晴れやかです」と心境を語った。通算犠打のプロ野球記録を持つ川相は、会見後の横浜戦で先発出場。1回に左前打を放ち、3回には無死二塁から通算533個目の犠打を決めて逆転につなげた。
 巨人時代の2003年に通算犠打で米大リーグ記録を抜いたバントの名手は、24年間の現役生活を振り返り「ここまで(プレー)できたのはバントがあったから。2、3年で辞めるかもしれない下手な選手だと自分では思っていた。24年もできたのは奇跡だと思う」と感慨深げに話した。
 日本シリーズ出場の40人枠にも登録される見込みで、「一番いい思い出は日本シリーズでつくりたい。どんな形でも日本一になれるよう頑張りたい」と最後の大舞台に向けて意欲的。試合後のセレモニーで家族から花束を受け取り、チームメートからも胴上げされた。 

大道ショック…まさかの戦力外通告

 ソフトバンクは15日、ヤフードーム内で大道典嘉外野手(36)、宮地克彦外野手(35)、吉田修司投手(39)、岡本劼能投手(33)のベテラン4人と定岡卓摩内野手(19)に対し、戦力外を通告した。
 チーム改革へ大リストラを断行した。特に大道は南海最後の88年入団以来、ホークス一筋19年の功労者。勝負強い打撃は健在で、主に代打の切り札として今季44試合に出場していた。
 「プレーオフにも出て、貢献できたと思っていたので、急に言われてショック」と大道は驚きを隠せない。事情に理解は示しながらも「若手と勝負しても技術的にはまだ負けない。何とか20年やりたい」と他球団での現役続行にこだわった。
 ヤフードームで大道とも握手を交わした王監督は「まだまだ大事な場面で使いたい選手だが、若返りを前面に押し出している。辛い決断だったが、こういう結論になった」と説明した。
 昨オフにバティスタを解雇し、今季は新人松田を三塁で積極起用したが結果は出なかった。「秋の練習から若手を鍛える。今度は若い人も2年目になるし、その気にならないと」と王監督。若手を徹底的に育成するため、球団は非情に徹した。